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ソマリア

ソマリア (Somalia) は、東アフリカのアフリカの角と呼ばれる地域を領域とする国家。ジブチ、エチオピア、ケニアと国境を接し、インド洋とアデン湾に面する。1991年勃発の内戦により国土は分断され、事実上の無政府状態が続き、エチオピアの軍事支援を受けた暫定政権が首都を制圧したものの、依然として内戦状態が続いている。
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正式名称はソマリ語でSoomaaliya。アラビア語でالصومال(アッ=スーマール)。公式の英語表記はSomalia。日本語の表記は、ソマリア。

ソマリアの公式国名をソマリア民主共和国 (Somali Democratic Republic) とする場合が多いが、これはモハメド・シアド・バーレ政権下で「ソマリア民主共和国憲法」が有効であった時期の国名。1991年に同政権が崩壊し憲法が廃止されて以降、国際的に認められた政府が出てきていないため、ソマリアに公式国名なるものは存在しない。なお、現在の暫定政府はソマリア共和国 (Somali Republic) を国名としているが、全土を実効支配しておらず、また正統政府ではないため、公式国名とは見なされていない。

1960年 - 1969年 ソマリア共和国
1969年 - 1991年 ソマリア民主共和国
1991年 -     ソマリア(公式国名無し)

歴史
1886年にイギリスが北部をイギリス領ソマリランドとして領有。
1908年までにイタリアが南部をイタリア領ソマリランドとして領有。第二次世界大戦中、一時はイタリアが全土を占領したが、その後イギリスの施政下に。
1948年に北部がイギリスの保護領。
1950年には南部がイタリアの信託統治領。
1960年6月26日、イギリス領がソマリランド共和国として独立、7月1日にはイタリア領も独立し、南北統合でソマリア共和国に。
1969年10月、クーデターでモハメド・シアド・バーレ少将が実権を握り、国名をソマリア民主共和国に変更。
1970年10月には社会主義国家を宣言、ソマリ社会主義革命党の一党独裁体制に。
1977年、エチオピアのソマリ族によるオガデン州分離独立運動に端を発してエチオピアとの間でオガデン戦争勃発。(1988年の両国の停戦合意まで続く。)
1980年1月、人民議会はバーレを大統領に選出。
1991年5月、ソマリ国民運動(SNM)が北部の旧ソマリランド共和国地域(=旧イギリス領ソマリランド)の分離・再独立を宣言し、新生ソマリランド共和国が発足。
1998年7月にソマリア北東部の氏族が自治宣言をし、ガローウェを首都とする自治政府、プントランド共和国を樹立。

政治
バーレ政権時代の最盛期には社会主義の名の下強力な軍事独裁が敷かれ、治安は比較的安定していた。しかしながら政権末期には首都モガディシュを除くほぼすべての地域を掌握できておらず、「モガディシュ市長」または「モガディシオ市長」と綽名されることもあった。1992年に、バーレ大統領は国外追放された。追放後、ソマリアには中央政府が存在しない状態が続いている。

政権崩壊後は地方豪族による分割支配が進行し、互いの勢力を攻撃しあうなど紛争状態が続いている。

2000年に誕生した正統暫定政府はジブチ共和国の首都ジブチ市に設置されていたが、周辺7カ国で構成する政府間開発機構(IGDA)の仲介で2004年に新たな暫定連邦政府がケニアのナイロビに発足し、2000年設立の暫定政府を継承した。国内統治を回復出来ず、その本拠地は南西部のバイドアに置かれている。

2006年6月、イスラム教の聖職者たちで運営する司法組織・イスラム法廷連合(のちイスラム法廷会議・UIC)が首都モガディシュを制圧、南部一帯を支配。イスラム原理主義的な統治を開始すると同時に、付属の警察部隊がバイドア暫定政府に対し攻勢をかけている。

国際連合安全保障理事会は、2006年7月13日、議長声明で無政府状態が続いているソマリアに国連平和維持軍の派遣を検討する意向を表明した。12月6日に派遣は決定されたが、その実働前に暫定政府軍がエチオピア軍の支援の下でイスラム法廷会議に攻勢をかけ、モガディシュを奪取した。その後もイスラム法廷会議は南部へと敗走を続けた。2007年1月1日、暫定政府軍はイスラム法廷会議の最後の拠点だったキスマヨを制圧し、暫定政府軍は、ソマリランドを除くソマリアのほぼ全土を制圧したことになった。

海賊行為の多発
以前からソマリランドとプントランドが面するアデン湾は海賊行為の多発海域である。国際商業会議所(ICC)国際海事局(IMB)の調査によれば2001年にインド洋側でも海賊による襲撃が報告されるようになり[1]、2005年にいたって多発し、インドネシア周辺海域に次いで海賊行為が多い海域として急浮上した[2]。以来2007年まで上位5海域に位置づけられ、沿岸から最遠で390海里まで達するソマリア拠点の海賊によってアデン湾も含むソマリア周辺海域は船舶航行にとって非常に危険なものとなっている。

地方行政区分
首都モガディシュはベナディール州の州都でもある。他の主要都市ハルゲイサ、ベルベラ、キスマヨ、マルカなどがあるが、一部の都市はソマリランドの統治下にある。
沿岸部は高温多湿だが、内陸は砂漠である。

経済
内戦で経済は壊滅、崩壊状態である。世界最貧国の一つで、平和基金会が発表した失敗国家ランキングでは3年連続で第1位に位置している。また、内戦で大量の難民が発生しており、各国からの援助が頼りの状態である。主要輸出品はバナナ、家畜、皮革。主要輸入品は原油、石油製品、食料品、機械類など。地下に石油・ボーキサイトなどを含有する地層が存在するが、未開発である。

通貨はソマリア・シリング(SOS)。アメリカの評論誌『Foreign Policy』によれば、2007年調査時点で世界で最も価値の低い通貨トップ5の一つ。為替レートは1ドル=1387.77ソマリアシリング、1ソマリアシリング=約0.09円[3]。現在国内ではドルやユーロ、サウジアラビア・リヤルなどが主に流通している。

主産業は、バナナを中心とする農業、ラクダ(飼育数世界1位)・羊・ヤギなどの畜産業。皮肉なことに、最近では1隻あたり100万ドルといわれる海賊業も主要な外貨獲得源になっている[4]。

軍事
暫定政府の総兵力は5,000人。2002年の国防予算は1,500万米ドル。国内の武装勢力がそれぞれ兵員を保持。

国民
公用語はソマリ語。他にアラビア語も通じ、知識層に限れば北部で英語、南部でイタリア語も通用。

国民の大半がソマリ族(黒人)。ソマリ族は6つの氏族と16の準氏族に分かれる。

宗教
イスラム教が国教で、国民の98%がスンナ派。

イスラム教 95%
その他 5%

文化
女子割礼が現在でも公然と行われており、出産時の妊婦死亡率を高めている

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2009年02月09日 12:56に投稿されたエントリーのページです。

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